マントルを付けずに放っておいたコールマンランタン290Aに、大王マントルを装着した。
先ずは、ジェネレーターやチューブに付いたススを綺麗に拭き取る。
大王マントルは、空焼き前は純正品と同じように見えるが、焼くと純正品よりよりやや小ぶりなサイズになる。
このマントルの売りは、その強度。
少し触れたり、チョットした振動で崩れ落ちてしまう純正品より相当に強いと。
この点は、試したりしてないので判らない。
純正品より、確かにメッシュは細かい。なんとなく白く明るいような …
さて、この290A、明るさは190W相当。
同じコールマンから、230W相当を誇るノーススター2000が登場するまでは、コールマンガソリンランタンのフラッグシップモデルだった。
テント内では持て余すほど明るくて大きいので、テントから少し離れたところに吊り下げ、サイト全体を照らすのに向いている。
それにしても、もともと大きなランタンだが、635系の丸いグローブに変えるとさらに大きく感じ、かなりの迫力。単体で見るとわかりにくいが、285と並べるとよくわかる。
レザーファントカバーをまとった姿は、まさに威風堂々。
とりわけ、暗くなってから見る姿は、アメリカ映画のワンシーンさながらだ。
ところで、コールマンのルミエールランタンには、1/fゆらぎがあると言う。
私は、ガソリンランタンにも同様に、1/fゆらぎがあるように思う。
シュッーという音とともに、マントルの灯火が微妙に光量を変化させる。
ぼんやり見つめていると、何かしら安らぐ。
たまに、ロックグラスの氷がチンと鳴る。いい感じだ。
こんなところも、コールマンランタンの魅力なのだろう。
<「コールマン ヘリテージコレクション ー 山道具の棚卸し vol. 2 ー」はこちら>
<「 ― 山とキャンプの道具たち ― 」はこちら>
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