何につけ道具にこだわる。
紅茶、コーヒー、日本茶 … お茶の類いでもそうだ。
専用の道具でそれらしく装いたがる。
とりわけ、中国茶の場合、様々な茶器がある。
つい力が入って設えてしまう。
茶道具の間では、色々と流用できるものもあるのだが …
柔軟性に欠ける。思考停止の脳みそ。
頭が固いと言われたことも …
※ ※ ※
日本の緑茶の場合、普段は急須と湯飲みだけ。
急須のよいところは、内側に網が付いていて茶漉しはいらない。
急須で中国茶を淹れれば、少し力を抜いて飲めるはず …
で、普段使いの萬古焼の急須と萩焼の湯さましだけで飲んでみる。
萬古焼の急須と萩焼の湯さまし共に、いつも使っている安価な汎用品。
先ずは試しに、先日開封した台湾の『 森林渓 高山茶 』。
南部鉄瓶で沸かしたお湯を注ぐ。
紫泥の急須、萬古焼は薄くて堅い。
中国の蓋碗より扱いやすい。
両サイドに耳が付いているので、湯切れは申し分なし。
最後の一滴まで、余すところなく飲める。
一方、萩焼は、柔らかい風合い。
その特徴は、原料に用いられる陶土とそれに混ぜる釉薬の具合によって生じる「貫入」と、使い込むことによって生じる「七化け」。
湯さましなので、酒杯ほどの変化はないが、それでも味は出てくる。
中国茶器より簡単で気楽。
かつ、普通に美味しい。
こういったスタイルもなかなかいい。
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