ドジョウの緊急引っ越し / ささやかなベランダビオトープ

 

タニシとメダカではじめた小さなビオトープ。

 

彼らの住まいは、寿工芸のポリプロピレン製の『 メダカ円水鉢 』。

 

メダカ鉢を買う際に、樹脂製と陶器の鉢のどちらにするか考えた。

 

陶器製の鉢の価格は樹脂製の4倍ほど。

それに重い。

 

ビオトープが上手くいかなければ処分にも困る。

そう思って安価なポリプロピレン製の鉢を選択した。

 

 ・ 寸   法 : φ33.5 × 高さ17.4cm(7.5L)

 ・ 材   質 : ポリプロピレン

 ・ 生産国 : 日本製

 

肉厚な樹脂製の水鉢で、軽量だが丈夫で扱いやすい。

底に高台があって地面の熱が伝わりにくい形状で、全く不満は感じなかった。

 

数日後、ドジョウを3匹入れた。

その内の1匹は、2時間と経たないうちに鉢から逸出し、逝ってしまった。

 

残った2匹のドジョウは、とても元気だ。

メダカたちと一緒に鉢の中を動き回る。

 

度々、鉢の縁に沿って水面から顔を出し、時に飛び出しそうになる。

 

この鉢は、ラーメンで使われる『 切立高 』と呼ばれるどんぶりのような形状で、

メダカには向いていても、ドジョウには不向きだったのだろう。

 

ドジョウがさらに大きくなると、また飛び出すのではないか …

日々心配が募っていく。

 

 

 

数日前、再びホームセンターで陶器の鉢の形を見てみると、縁の内側への張り出しがかなりあって、ドジョウが飛び出しにくい形状。

 

高価なものではなく、ありきたりの鉢だが、この形なら安心だ。 

同居人の安全を確保するのは家主の使命。そう思って陶器の鉢を購入。

 

 

<睡蓮鉢 S >

  ・ サイズ : φ 35.0 × 高さ 20.0cm

  ・ 材 質 : 陶器

  ・ 生産国 : ベトナム

  ※ 容量の記載は無いが、上から4~5cmの高さまで水を入れた場合は15L程度.

 

 

数日かけて水をつくり、ドジョウを引っ越しさせよう …  そう思っていたのだが …

 

 

      ※      ※      ※

 

 

今朝、メダカたちの鉢のそばに干からびたドジョウが一匹。

 

” ああっ、また逝ってしまったか … ” 危惧したとおりだ。

脱出の結果なのか、それとも、勢い余って飛び出した事故なのかはわからない。

 

いずれにしろ、もう悠長なことは言っていられない。

新しい陶器の鉢に水を張った。

 

底石の赤玉土が手もとに無いので、水と水草だけの仮家。

 

とりあえず、ドジョウだけの引っ越しと思っていたが、ドジョウだけを捕まえるのはとても難しい。

 

メダカ1匹、ミナミヌマエビ2匹も、とばっちりで引っ越し。

 

暫くして鉢の様子を見ると、ドジョウが元気に泳ぎ回っているが、鉢と縁の形状から、まず飛び出すことはないだろう。

 

底石が届いたら、メダカたちも引っ越しだ。

 

 

 

≪ その後 ≫

 

スーパーでの買い物のついでに、ホームセンターに電話して『 ヒドジョウ 』が売られているがどうかを尋ねた。

 

ヒドジョウは思いのほか人気で、入荷してもすぐに売り切れてしまう。

買おうと思って出かけても、ヒドジョウの水槽はたいてい空だ。

ところが、今日は4匹いるという。

 

で直ちにホームセンターまで足を延ばして2匹購入。

 

@657 × 2匹 = 1,314円也。

メダカやグッピーなどと比べると、そこそこの価格。

それでも、ペットショップの半額だ。

 

ゆっくり水合わせしたあと、鉢に転入。

今度は事故無く、達者に生きて欲しい。

 

 

 

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