ー ふと想起される言葉 ー

2022年

1月

19日

国語辞典を読む … / ふと想起される言葉 vol. 103

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2022年

1月

07日

「戦後レジームからの脱却」は? ー 知ってはいけない 隠された日本支配の構造 / ふと想起される言葉 vol. 102

 

 

 

新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」の急速な感染拡大に伴い、沖縄県のキャンプ・ハンセンをはじめ、岩国基地(山口県)、三沢基地(青森県)横須賀基地(神奈川県)、横田基地(東京都福生市など5市1町)、佐世保基地(長崎県)など全国各地の米軍基地で感染が急激に拡大した。

 

全国の米軍基地での感染拡大の背景に、米軍に特権を保障している日米地位協定によって、米軍関係者が検疫を免除されている実態や、来日する全ての米軍関係者について出国時のPCR検査が免除されていたなど、ずさんな運用も発覚した。

 

1月6日、全国の新型コロナウイルスの感染者数が4000人を超え、岸田総理は、沖縄・広島・山口3県にまん延防止等重点措置を適用する方針を固めた。

  

 

岸田総理は、感染拡大の原因が在日米軍にあるとの指摘に対し「現時点で感染拡大の原因、あるいは感染ルートを断定するのは難しい」と述べるとともに、日米地位協定の見直しも否定した。 

 

岸田総理に日米地位協定の見直し … ? そりゃ無理だ。

 

ふと、『 戦後レジームからの脱却 』を想起した。

 

 

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2021年

12月

28日

・ ・ ・ それでも地球は回ってる / ふと想起される言葉 vol. 101

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2021年

10月

19日

『 羊たちの沈黙 』 / ふと想起される言葉 vol. 100

 

 

周知のとおり、『羊たちの沈黙』は、

連続殺人事件を追う女性FBI訓練生クラリスと、彼女にアドバイスを与える猟奇殺人犯で、元精神科医レクター博士との奇妙な交流を描くアメリカのサイコスリラー映画だ。

 

 

タイトルの「羊たち」が指すのは、クラリスの幼少期に救えなかった子羊たちであり、彼女のトラウマであると。

 

他にも、その羊には、様々な隠喩や解釈が示されている

 

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2021年

10月

13日

燈燈無盡(とうとうむじん) / ふと想起される言葉 vol. 99

 

 

 

東洋思想研究の大家であり、戦前戦後を通じ、一貫した姿勢で日本人の正しい精神のあり方を説き続けた故・安岡正篤(やすおかまさひろ)師。

 

日本が誇る偉大な哲学者、思想家である。

 

数々の伝説を残し、政界・財界・皇室までもが安岡師を頼りにしていたという。

 

『 安岡正篤 一日一言 』は、安岡師の膨大な著作の中から金言警句を厳選・抜粋し日々の指針とすることを目的に編まれたものである。 

 

その言葉の中に、以下のものがある。

 

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2021年

9月

26日

ネクタイとハンコ / ふと想起される言葉 vol. 98

< 篆書体 見本 >
< 篆書体 見本 >

 

ある会社のハンコを見て驚いた。

「○○株式会社 代表者の印」と彫ってあったのだが、これまで見たことがない書体とデザイン。

 

電子回路基板のようで、芸術的な面白さも感じた。

ハンコってなかなかいいじゃない …

 

そんなことを思った昨年9月、当時の規制改革担当大臣の河野太郎は、

「 正当な理由がない行政手続きについては、

『 はんこをやめろ 』ということを押し通そうと思う 」、こう宣言した。

 

 

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2021年

9月

23日

隷属者が隷属せざるものを排除する / ふと想起される言葉 vol. 97

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2021年

9月

22日

『 日本国憲法は死んでいる … 』 / ふと想起される言葉 vol. 96

 

 

書棚を整理したら、憲法に関する本が数冊出てきた。

 

若い時分、憲法のことなんて真面目に考えたことはなかった。

 

就職のときの一般教養、社会人になってからは、仕事に関係するときだけ読んだりした。

 

先輩から、何度も読んでいくと内容の深さが解るなんてーことを言われた。

 

一応、言われたとおり何度か読んではみた。

 

けれど、宗教の経典じゃないんだし、ちっとも面白くなかった。

 

そんな中で出会ったのが、小室直樹氏の『 痛快! 憲法学 』だった。

 

これほど面白い憲法本はないと思った。

いわゆる、目から鱗って感じ。

 

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2021年

9月

17日

おたくとうちの国とは国民の民度のレベルが違う / ふと想起される言葉 vol. 95

 

 

コロナ対策に関する発言で、こんな事を言った国務大臣がいたっけ。

 

『 民度 』ねぇ …

 

わかってんのかね …

アーパーに言われてもね …

 

『 民度 』、きちんとした定義はない。

 

 

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2021年

9月

15日

睾丸をのせて重たき団扇哉 / ふと想起される言葉 vol. 94

 

 

9月19日は、明治期を代表する文学者、正岡子規の命日『子規忌 』だ。

 

子規は、当時、治療困難といわれた肺結核から脊椎カリエスを患い、35歳の若さで亡くなった。

 

約3年間、ほぼ寝たきりで、寝返りも打てないほどの苦痛を麻痺剤で和らげながら、俳句・短歌・随筆などを書き続けた。

 

辛い闘病生活の中でも、子規の俳句には、明るくユーモラスなものが少なくない。

 

  

ー 睾丸をのせて重たき団扇哉 ー 

 

 

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2021年

9月

14日

かさばらない男 / ふと想起される言葉 vol. 93

 

 

考えてみれば「かさばらない男」って、えがたい存在じゃないだろうか。

 

男はどちらかと言えば、自分を実力以上にかさばらせて見せたい動物だ。   

    

        ー 上野 千鶴子 ー

 

 

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2021年

9月

13日

『 失敗の本質 』と『 国家の教養 』 / ふと想起される言葉 vol. 92

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2021年

9月

12日

何を笑うのか、誰を笑うのか / ふと想起される言葉 vol. 91

 

 

昨今、テレビは、とんでもなくつまらないメディアになった。

 

タレント、お笑い芸人、誰も彼も、身内の下世話な話や弱いものいじめばかり。

 

かつて、立川談志は松元ヒロに言った。

 

ー テレビに出ているヤツを、オレはサラリーマン芸人という。テレビにクビにならないように、ということばかり考えている。

 

おまえみたいに、庶民が言いたいことを、代わりに言ってやるのが本当の芸人だったんだ。

 

だから、おまえのことをオレは芸人という。昔はそんなやつばかっかだったよ。 ー

 

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2021年

9月

11日

決断力のない君主は、多くの場合、当面の危険を回避しようとして中立を選ぶ。/ ふと想起される言葉 vol. 90

 

 

自民党総裁選とかで、どーたらこーたら世の中喧しい。

 

テレビ、新聞、メディアをあげて、まるでお祭り騒ぎだ。

 

総裁選に関心はない。とは言え、

 

サミュエル・スマイルズの、

” 一国の政治は、国民を映し出す鏡に過ぎない。 ”

 

” 無知で腐敗した国民には、腐り果てた政治しかありえない。”

 

 

の言葉どおり、先行きの見えないこの状況の中、政治家の言行はしっかりと視ていなければならない。

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2021年

9月

08日

栄光の名誉は永遠だが 、栄達の権威はその地位にあるときだけである / ふと想起される言葉 vol. 89

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2021年

8月

22日

『 ロックダウン的手法で … 』 / ふと想起される言葉 vol. 88

 

 

全国知事会は、政府に「デルタ株に対する対応に効果なし」として緊急提言をまとめた。

 

” ロックダウン的手法で  …  "

 

何を言っているのだろうか …

どうしろと言っているのか解らない。

 

7月、自分達が言ってたことを、まるで忘れたのかのようだ。

 

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2021年

7月

31日

『 今回の宣言が最後となるような覚悟で対策を講じる 』… / ふと想起される言葉 vol. 87

 

” 今回の宣言が最後となるような覚悟で対策を講じる ”

第五波、総理のきめの言葉だ。

 

今さらではあるが、やっばりダメですね、このお方。

いったい、何言ってんのか …

 

「最後となる」と「覚悟」、どうしてもつながらない。

全く、意味不明だ。

加えて言えば、” …となる ” には、意思が感じられない

 

覚悟という言葉の意味は、

危険なこと、不利なこと、困難なことを予想して、それを受けとめる心構えをすること。だいたいこんな感じ。

 

要するに、悪い結果を予想しつつも、それに対処する心構えだ。

 

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2021年

6月

04日

『 世界の名著 』… 死んだ子の年勘定か … / ふと想起される言葉 vol. 86

 

 

時々、思想書の類いが読みたくなる。

 

で、書店やネットで探して買う。

結構、高かったりする。

買えないものもある。 

 

『 世界の名著 』があったらな … と思う。

 

『 世界の名著 』とは、中央公論社が1966年から1976年にかけて刊行した全81巻の思想書の叢書だ。 

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2021年

5月

24日

コロナ禍に思う自衛隊災害派遣『 公共性・緊急性・非代替性 』の3原則 / ふと想起される言葉 vol. 85

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2021年

5月

17日

パルスオキシメーター / 信じるものは救われる ー ふと想起される言葉 vol. 84 ー

 

 

パルスオキシメーターは、血液の酸素供給が正常に行われているかどうかを、リアルタイムで測定できる医療機器だ。

 

 

コロナ第3波の最中、厚生労働省が都道府県などに対し、「自宅療養における健康観察の際のパルスオキシメーターの活用について」で活用を促したことなどから、一般家庭でも購入が急増した機器だ。

 

 

で、国内メーカー製は品薄になり、買えるものといえば、一か八かの海外製品。

しょうがないね … 一応買っとくか …と。 

 

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2021年

5月

14日

ふと想起される言葉 vol. 83

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2021年

5月

10日

国破れて … 不沈空母 / ふと想起される言葉 vol. 81

 

 

1983年、日本の内閣総理大臣 中曽根康弘氏は、米国訪問の際、ワシントン・ポスト社主との朝食会において、ソビエト連邦からの爆撃機による攻撃の脅威に対抗し、米国政府を支援するため、日本は太平洋における「不沈空母」にすると発言した。

 

この発言は、通訳の誤訳だと言われてきた。

 

しかし、2017年1月、外務省が公開した外交文書によれば、中曽根氏が、日本列島について「不沈空母のように強力に防衛する」と述べていたことが改めて確認された。

 

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2021年

5月

06日

口角泡を飛ばす … / ふと想起される言葉 vol. 80

< 1987年  映画  アンタッチャブル > 
< 1987年 映画 アンタッチャブル > 

 

 

 

4月25日から5月11日まで、東京、大阪、兵庫、京都に発令されている「緊急事態宣言」が5月31日まで延長される。

 

そして、12日からは、福岡、愛知の両県も対象に加えられる。

 

今年1月に発令された2回目の緊急事態宣言と大きく異なるところは、酒類を提供する飲食店に「休業要請」が出されたことだ。 

 

 

店舗の業態

酒類又はカラオケ設備を提供する飲食店(第14号)

 

新型インフルエンザ等対策特別措置法施行令

(使用の制限等の要請の対象となる施設)

第十一条

十四 飲食店、喫茶店その他設備を設けて客に飲食をさせる営業が行われる施設(第十一号に該当するものを除く。)

 

 

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2021年

4月

30日

群れるな  / ふと想起される言葉 vol. 79

 

 

先日のこと。

 

西新からシーサイドももちへと通じる『サザエさん通り』を、50~60人ほどの若い男女の集団が福岡タワーに向かって歩いて行く。

 

観ると誰一人マスクを付けていない。

ぎょっとした。

 

何の目的なのか、何を意図してのことかはわからない。

 

近くの大学の学生だろうか … ?

 

何か、気味が悪かった。

まるで、ゾンビだな。

 

そして、家近くの公園を通ると、サラリーマン達がカラスのように群れて飲んでいる。

 

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2021年

4月

26日

青天井か … / ふと想起される言葉 vol. 77

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2021年

3月

28日

誰も、殺したことに気づいていなかった。/ ふと想起される言葉 vol. 76

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2021年

3月

24日

古雀は籾がらにはだまされない / ふと想起される言葉 vol. 75

<福岡タワー前広場の雀たち> 
<福岡タワー前広場の雀たち> 

 

 

 

福岡タワー前広場には、たくさんの雀がいる。

 

すぐ側を歩いても逃げない。

 

と言うか、とても人に慣れていて、まるで鳩のように近づいてくる。

 

雀は、農山村、都会を問わず、至る処で目にする珍しくはない鳥だが、古来より人里近くで暮らし、愛着をもたれている鳥だ。

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2021年

3月

18日

けふまでの日はけふ捨てて初桜 / ふと想起される言葉 vol. 74

 

 

 

 

朝、バスを降り、サザエさん通りを見ると、桜の花が満開に咲いている。

 

ほぅ~  いつの間に …

 

綺麗だ …

 

 

 

” けふまでの日はけふ捨てて初桜 ” 

   

                      ー 加賀千代女 ー

 

 

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2021年

3月

17日

猫にマタタビ … / ふと想起される言葉 vol. 73

 

 

 

猫好きのT氏に頼まれ、マタタビを買った。

 

木の花ガルテンでは、どういうわけだかマタタビを売っている。

大山町農協は商売熱心、大したもんです。

 

 

ところで、子どもの頃、家で飼っていた猫にマタタビを与えたことがある。

 

すると、やにわに興奮し、家の中を飛び跳ね、走り回った記憶がある。

 

猫によって、反応はまちまちらしいが…

 

 

 

 

 

 

 

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2021年

3月

16日

スガーリン VS. おてもやん / ふと想起される言葉 vol. 73

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2021年

3月

15日

エビのツミツミ … オノマトペ ? / ふと想起される言葉 vol. 72

< レッドビーシュリンプ >  
< レッドビーシュリンプ >  

 

 

先だって、アクアリウムの通販サイトでエビを見ていたら、

 

” 元気にツミツミしてくれます ”

 

なんて書いてある。

 

” ツミツミ ” … ?

 

初めて見聞きする言葉。

 

 

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2021年

3月

14日

日本の高級官僚と『 先憂後楽 』 / ふと想起される言葉 vol. 71

< 後楽園 出典:ウィキペディア >   
< 後楽園 出典:ウィキペディア >   
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2021年

3月

12日

きっと来る … コロナ第4波 … / ふと想起される言葉 vol. 70

 

 

今年は、桜の開花が早い …

 

昨日ばったり、かつての同僚とあった。

聞けば、中華料理店で開かれる地域経済団体の夜の会合に呼ばれたという。

 

ふ~ん、顔ぶれを思い浮かべると、30人は下らない。

 

へぇー、このご時世にね … いいのかね …

 

今朝の博多駅。

ゴルフバックをかたわらに置いて、老人達が群れている。

 

” ゴルフツアー ” か …

きっと夜は、チョイナチョイナ  ~

 

そうした光景を、度々目にする。

 

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2021年

3月

10日

水清ければ魚棲まず … ある僧侶と熱帯魚 / ふと想起される言葉 vol. 69

 

 

木の花ガルテンももち浜店の店先で、メダカが売られている。

 

『 日田天領めだか 』 … か …

そういや昔、熱帯魚飼ってたな …

 

 

そして、ある僧侶のことを思い出した。

 

かつて、仕事帰り、家の近くの赤ちょうちんでよく飲んで帰った。 

 

そこで、ある僧侶と知り合った。

 

店から少し離れた寺の僧侶で、僧衣を着ているわけではないので、言われなければ僧侶とわからない。

 

穏やかで、どこか生真面目さを感じる人だった。

 

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2021年

3月

05日

緊張感をもって深掘りする… / ふと想起される言葉 vol. 68

 

 

自民党前政調会長 岸田文雄氏は、BS-TBS「報道1930」で、メインキャスターの松原耕二氏からこれからのコロナ対策について問われ、次のように述べた。

 

” 緊張感をもって深掘りする ” 

 

 

あ~ぁ、だめだこりゃ …

 

今、この時、何言ってんのかな …

 

衆議院議員の祖父・父と、三代続く毛並みの良さ。

 

大臣を歴任し総理候補と言われてはきたものの、世の期待は低く、常に誰かの後塵を拝している。

 

無理もない。

 

育ちが良く、温厚で敵は少ない。

が、強固な信念や熱意といったものが、微塵も感じられない。

 

このコロナ禍のご時世、内閣総理大臣には、相当な胆力、決断力、発信力が必要だ。

河野太郎大臣の発信力、石破茂自民党元幹事長の地方人気、小池都知事の奸智術数、そうしたもののいずれも持っていない。

 

この政治家が「総理」と呼ばれることはまずない。

 

 

「ふと想起される言葉」はこちら>

 

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2021年

3月

03日

… お主もワルよのぉ / ふと想起される言葉 vol. 67

 

 

かつての時代劇に登場する悪代官の台詞。

  

夜、悪代官の屋敷で、悪徳商人との謀議の際に、悪徳商人が袱紗を差し出す。中には、大枚の小判が …

 

悪代官はニヤリと笑い、

” 越後屋、お主もワルよのぉ ” と。

 

そして、

” いえいえ、お代官様ほどでは ” と続く。

 

勧善懲悪型の時代劇、最後に登場するのは、水戸黄門、必殺仕置人、桃太郎侍 … etc.

 

 

 

 

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2021年

3月

02日

忖度政治だけでいいのか … / ふと想起される言葉 vol. 66

< 旧郵政省本庁舎 出典:ウィキペディア > 
< 旧郵政省本庁舎 出典:ウィキペディア > 

 

 

先だって総務省は、菅義偉首相の長男らによる同省幹部への接待問題で11人を処分した。

 

そして昨日、山田真貴子内閣広報官が辞職。

 

立憲民主党は「官僚は首相の息子の誘いだから断れない。問題の原因は首相にある」。

 

そして、「菅政権を象徴する忖度政治だ」と批判。

 

また、当時総務審議官だった山田氏に関しても「断るに断れなかったと思わないか」と。

 

確かに、2014年、国家公務員の幹部人事を、官邸の下、内閣人事局に一元化したことで、人事への官邸の影響力が格段に強くなり、官邸の意向を踏まえなければ出世できない、官邸の意向に反すれば左遷される。

 

そんなこと恐れて、国家公務員が官邸の意向に従順に従うに止まらず、過剰に「忖度」するようになったといわれる。

 

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2021年

2月

28日

いらぬ物も三年立てば用に立つ / ふと想起される言葉 vol. 65

 

 

キッチンの棚の奥で、常滑焼の土瓶を見つけた。

 

いったい何の目的で買ったのか、何に使っていたのか全く覚えていない。

 

ネットの購入履歴を探すと、2年ほど前に買っている。

 

薬草かなんかを煎じて飲んだのかな …

 

昔のブログを見てみると、かつて「朝の湯漬け」に凝っていたことがあって、その写真に写っている。

 

この土瓶は、湯漬け用に買ったものだった。

 

 

「 今日は鮭ほぐし  ー  朝の湯漬け vol. 2 ーはこちら> 

 

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2021年

2月

26日

さんしゆゆの花の細かさ相ふれず / ふと想起される言葉 vol. 64

 

 

春に咲く花には、菜の花、フリージアやマリーゴールドなど黄花が多い。

 

サンシュユ(山茱萸)もその一つ。

 

別名ハルコガネバナ(春黄金花)と呼ばれるように、黄色というより黄金色。

 

 

さんしゆゆの花の細かさ相ふれず

        

        ー 長谷川素逝 ー

 

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2021年

2月

25日

年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず / ふと想起される言葉 vol. 63

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2021年

2月

23日

リケジョと天ぷら / ふと想起される言葉 vol. 62

 

 

今日は、天ぷらの話。

 

天ぷらと言っても、衣を付けて魚介や野菜を油で揚げたものではなく、魚のすり身を揚げたもの。

 

一般的には、揚げかまぼこと称される。

 

ちなみに、関西でもこれを ” てんぷら ” と呼び、いわゆる天ぷらは ” つけあげ ” という。

 

ご案内のとおり、福岡県内の多くのうどん屋では、丸い揚げかまぼこを乗せたものを、「てんぷらうどん」「丸天うどん」などと呼ぶ。

 

学生の頃、そんな揚げかまぼこを売る「てんぷら屋」でアルバイトをしていた。

 

商業施設の一角にあった店の中で、フライヤーを使い、魚のすり身をそのまま丸く揚げた丸天やゴボウやキクラゲを加えたものなど売っていた。

 

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2021年

2月

22日

コロナ禍とパラダイムシフト / ふと想起される言葉 vol. 61

 

 

2月18日西日本新聞朝刊で、コロナワクチンの先行接種に関連して、新潟大大学院教授 斎藤玲子氏のワクチン接種の有効性と早期接種についての寄稿が掲載された。

 

長々と空疎な言葉が並べられている。  

しかしこの中に、少なからず驚くような一文があった。

 

 

「 新型コロナの流行で、人間としての楽しみの多くが奪われてしまった。集まること、話すこと、友人と夜明けまで飲み明かすこと、旅行に行くこと。それらを取り戻す一番の早道が、ワクチン接種なのである。」

 

 

 

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2021年

2月

13日

地獄の沙汰も金次第 / ふと想起される言葉 vol. 60

 

 

「金持ちはより金持ちに、貧乏はより貧乏に」と概括できる。

 

 

昨年、コロナの感染が広まりはじめた頃、こんなことを書いた。

 

コロナワクチンの接種が始まれば、カネ、コネ、特権が横行する。

そして、こうしたことは表には出ない。

 

そもそも、予定どおりにワクチンの確保と接種が進むとは到底思えないが …

 

 

「当て事とふんどしはむこうからはずれる」

 

お上に期待するなんて、やめた方がいい。

一喜一憂していたら、身が持たない。

唯我独尊、自らが信じる道をゆくのがいいのです。

 

 

「借りぬは地獄、借りて一息返すも地獄 / マタイ原理的淘汰 ー ふと想起される言葉 vol. 22  ー 」はこちら>

 

「ふと想起される言葉」はこちら>

 

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2021年

2月

10日

げに恐ろしきは人の性なり / ふと想起される言葉 vol. 59

 

 

「小川知事が辞意」

 

西日本新聞 朝刊トップの大見出し。

" 複数の関係者が明らかにした "と。

 

複数 … ねぇ…

 

何とも恐ろしい話だ。

このような極秘情報を知る得るのは、知事周辺のせいぜい3~4人のはず。

 

その内の誰かが、ご注進とばかりに自民党県連に話を漏らし、県連の誰かが西日本新聞にリークしたのだろか。

 

 

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2021年

2月

08日

コロナと「 ハレとケとケガレ 」/ ふと想起される言葉 vol. 58

< 柳田國男 出典:ウィキペディア >  
< 柳田國男 出典:ウィキペディア >  

 

 

日本民俗学の創始者で、近代日本を代表する思想家でもあった柳田國男は、日本人の伝統的な生活リズムとして、「ハレとケ」というふたつの概念を定義した。

 

ハレには「晴」、ケには「褻」の字が当てられる。

 

ハレは祭礼、年中行事、通過儀礼、冠婚葬祭などの非日常な儀礼や祭、ケは日常生活、ふだんの労働を指す。

 

非日常であるハレの日は、単調な生活に変化とケジメをつける日でもあり、人々は、この日の衣食住を大きく変える。

 

例えば特別な日だけの『晴れ着』を着たり、家や部屋などには普段とは違う特別な装飾を施し、酒・米・餅・肉といった普段の生活では口にしないものを食す。

 

 

 

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2021年

2月

05日

どんな片隅からでも吠えろ / ふと想起される言葉 vol. 57

 

 

かつて『 耳順 』のことを書いたことがある。

 

 

『論語』の「六十にして耳順(みみしたが)

う」から。60歳になると思慮分別ができて、他人の言うことを素直に聞くことができるようになるという意。

          (漢字ペディア) 

 

品性の修養が進み、聞くことが直ちに理解でき、なんらさしさわりも起こらない境地の意から、60歳の異称。

      (精選版 日本国語大辞典)

 

 

人の言うことが、耳に逆らわず聴けるようになる。

 

60過ぎともなれば、そうありたいと思っていた。

 

 

 

「 耳順  -  ふと想起される言葉 vol. 4  -」はこちら>

 

 

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2021年

2月

02日

リケジョと料理 / ふと想起される言葉 vol. 56

 

 

 

10年ほど前に買った本だ。

 

” 理詰めで美味しさをきわめる ” ってことだったが、ピンとこなかった。

 

その後も、これに類する料理本が出版されている。

 

著者は、料理研究家だったり、料理分野系のジャーナリストだったり。

 

胡散臭いとは言わないが、何か信じられなかった。

 

 

 

 

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2021年

1月

31日

モード切替スイッチが … / ふと想起される言葉 vol. 55

 

 

危機管理の要諦の一つは、モードの切り替えだ。

 

平常時モードから、危機対応モードへの切替。

 

危機事態にあっては、優先すべき危機事態対処のための最優先業務、そして、優先すべき通常業務に、ヒト・モノ・カネを一気に投入し、それ以外は後回し。

 

そうしなければ、危機事態には対処できない。

 

ちんたらやってちゃダメなのです。

 

 

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2021年

1月

28日

修羅の国の金座布団 / ふと想起される言葉 vol. 54 

 

 

 ” あんたも、この修羅の国に来ちまったんだ。金座布団目指して、死ぬ気で頑張んな ”

 

 

議長職も務めた経験もある若い地方議員は、前に恐縮して座っている白髪頭の一年生議員にこう言った。

 

金座布団とは「議長職」のこと。

実際に、議長席に金色の座布団が敷いてあるわけではない。

 

議会人の隠語なのだろう。  

 

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2021年

1月

27日

1億総白痴化… / ふと想起される言葉 vol. 53 

 

 

「一億総白痴化」は、1958年、社会評論家の大宅壮一氏が生んだ言葉だ。

 

「テレビばかり見ていると、人間の想像力や思考力を低下させてしまう」といった意味合いの言葉だ。

 

 

もとは『週刊東京』1957年2月2日号における以下の論評、

 

ー テレビに至っては、紙芝居同様、否、紙芝居以下の白痴番組が毎日ずらりと列んでいる。

 

ラジオ、テレビという最も進歩したマスコミ機関によって、『 一億白痴化運動 』が展開されていると言って好い。 ー

 

 

この『 一億白痴化 』の中程に「総」が付けられて広まり、流行語となったのである。

 

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2021年

1月

26日

大根役者 / ふと想起される言葉 vol. 52 

 

 

この言葉の意味には諸説ある。

 

一つは、大根は食材として利用範囲が広いが、どのように調理してもまず食あたりしない。

 

そして、たくさん食べてもアミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼなど消化を促進する酵素を含んでいて、お腹をこわすことがないとがない、つまり、あたらない=ウケないからきたという説。

 

 

もう一つは、何らかの理由で役者が演目の配役を外されることを「下ろす」と表現する。

 

興行では、役者の上手い下手が観客数を左右し、興行成績に大きく影響することから、下手な役者は早々に舞台から下ろされることはよくある。

 

こうしたことから、役者を下ろすことと、大根の簡単な調理法として卸金(おろしがね)を使って大根をおろすことをかけたとする説。

 

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2021年

1月

22日

言葉が踊っている … / ふと想起される言葉 vol. 51 

 

 

 

” 言葉が踊っている ”

 

かつて、私が書いたものに対し、上司から極めて厳しい指摘を受けたことがある。

 

美辞麗句ばかり、内容は空疎で具体性もない…と言うことだった。

 

” 全力を尽くし、万全の対策を検討する ”

" 適切に対処する"

” 躊躇なく行う”

 

総理は、こんな言葉を並べたてる。

 

そしてまた、

” 緊張感をもって対応する必要がある ”

 

今、この時、なに言ってんの…

 

前総理が何度も使っていた手垢の付いたようなフレーズ。

 

このお方、自分の言葉をもっていない。

 

 

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2021年

1月

21日

日本の未来は wow, wow, … / ふと想起される言葉 vol. 50 

<  ダンテ「神曲」地獄編  挿絵   出典:ウィキペディア  >  
< ダンテ「神曲」地獄編 挿絵  出典:ウィキペディア >  
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2021年

1月

21日

『 ロウガイ箘 』 / ふと想起される言葉 vol. 49

<出典 ウィキペディア 病原体のMycobacterium tuberculosis >
<出典 ウィキペディア 病原体のMycobacterium tuberculosis >

 

 

今、世界では、新型コロナウイルスが猛威を振るい、これまでに少なくとも9千万人以上の感染が報告され、約2百万人の死亡が確認されている。

 

そんな中、日本と諸外国との間には、一つ大きな違いがある。

 

それは、我が国おいては、新型コロナウイルスのみならず、『 ロウガイ箘 』が猖獗を極めていることだ。

 

 

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2021年

1月

18日

万人の万人に対する戦い / ふと想起される言葉 vol. 48

<トマス・ホッブズ 出典:ウィキペディア> 
<トマス・ホッブズ 出典:ウィキペディア> 

 

 

トマス・ホッブズは、人間の自然状態を、決定的な能力差の無い個人同士が互いに自然権を行使しあった結果としての『 万人の万人に対する戦い 』であるとした。

 

 

そして、この混乱状況を避け、共生・平和・正義のための自然法を達成するためには、「 人間が天賦の権利として持ちうる自然権を、国家に対して全部譲渡するべきである。」と述べ、社会契約論を用いて、従来の王権神授説に代わる絶対王政を合理化する理論を展開した。

 

 

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2021年

1月

14日

ー コロナ緊急事態宣言で『 @クリア 次亜塩素酸 』、そしてガスコンロはオレンジ色の炎に… ー

 

 

今度ばかりは、いけませんよ。

この分だと、1日当たりの感染者数も、じきに1万人を超えるんでしょ。

 

とにかく、自分でやれることはシッカリやんなきゃ …

 

で第1、2波では、あんまり使わなかった次亜塩素酸も使って感染リスクを少しでも下げようと。

 

 

 

 

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2021年

1月

08日

どの口が言う / ふと想起される言葉 vol. 47

 

 

 

雪、雪、雪 …

 

道路は、凍結。

 

 

チェーンを巻いたバスに、小一時間ゆられ、

少し気持ちが悪くなった。

 

まぁ、昨日の総理会見と比べれば、大したことはないが 

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2021年

1月

03日

何なんでしょうね … ” 年末年始 コロナうつ ” … / ふと想起される言葉 vol. 46

 

 

明日は、仕事始め。

 

まだまだ、飲んだくれていたいけど …

6日なんて、あっという間です。

 

それにしても、

 ”  年末年始  コロナうつ  ”  なんて、

わけのわからないことを言ったりしちゃいけませんよ。

 

やっぱり妙ですね … 今の日本って …

なるようにしかなりませんって …

 

で、やっぱり飲むのが一番。

 

 

「ふと想起される言葉」はこちら>

 

 

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2020年

12月

26日

コロナ第三波 水戸 洋平『 殺されなきゃ わからねーのか 』 / ふと想起される言葉 vol. 44

 

 

スラムダンク#63『 二度とくるな 』の中で、水戸洋平が三井寿に言った台詞。

 

 

”  殺されなきゃ  わからねーのか  ”

 

 

コロナ第三波の最中、今はこの台詞が度々脳裏に浮かぶ。

 

ちゃんとやんなきゃ。

 

サミュエル・スマイルズが言った、

 

一国の政治は、国民を映し出す鏡に過ぎない。

 

 無知で腐敗した国民には、腐り果てた政治しかありえない。  

 

この言葉を、受け入れざるを得なくなる。

 

 

 

「ふと想起される言葉」はこちら>

 

 

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2020年

9月

27日

秋刀魚は目黒に限る … / ふと想起される言葉 vol. 40

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2020年

9月

23日

庶民て~ものは焼鳥屋の竹串みたいなもんさ / ふと想起される言葉 vol. 39

 

  

焼鳥の竹串には角がある

 

平串に鉄砲串もある

長いの短いのと色々 

 

どの世界もおんなじだ

 

         

 

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2020年

9月

23日

強敵 / ふと想起される言葉 vol. 38

 

  

一つの花に蝶と蜘蛛

 

子蜘蛛は花を守り顔

子蝶は花に酔い顔に

舞えども舞えどもすべぞなき

 

花は子蜘蛛のためならば

子蝶の舞をいかにせむ

花は子蝶のためならば

子蜘蛛の糸をいかにせむ

 

やがて一つの花散りて

子蜘蛛はそこに眠れども

羽翼も軽き子蝶こそ

いずこともなくうせにけれ 

 

  ≪『 強敵 』 島崎藤村「若菜集」≫

 

 

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2020年

8月

31日

なっちゃったんだから … /  ふと想起される言葉 vol. 37

 

 

安倍総理の辞意表明を受け、自民党総裁選挙で世はかまびすしい。

 

いろいろ言ったって、菅官房長官で決まり。

これから先は、茶番劇だ。

 

万が一、そうならなくても、ニッポンの政治がドラスティックに変わることはない。

 

見るべきところは、方法と結果のみ。

 

野次馬根性は、何も生み出さない。

そういえば、安倍総理と言えば、歴代総理の中で最も多く野次を飛ばした総理じゃないのかな…

 

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2020年

8月

28日

君主は船で水は民。浮くも沈むも水しだい /  ふと想起される言葉 vol. 36

 

 

 

安倍総理が、辞意を表明した。

メディアは、大騒ぎだ。

 

与党べったりのジャーナリズムや御用学者等々、権力に群がる輩の話など、とても聞いてはいられない。

 

森友に加計問題、さらには黒川元検事長問題。

 

他国なら、数万人、数十万人の民衆デモが起きるような事案。一発アウトじゃなかったのか。

 

どんなに引き際を飾っても、遅きに失したと言わざるをえない。

 

 

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2020年

8月

27日

国破れて ... 『 お・も・て・な・し 』/ ふと想起される言葉 vol. 35

 

 

かつて、日本にRAAという組織があった。

 

RAAは、「レクリエーション&アミューズメント・アソシエーション」の略で、「特殊慰安施設協会」と訳される。 

 

第二次世界大戦直後、連合国軍兵士による強姦や性暴力を防ぐと言う名目で、占領下の日本政府によって設置された売春施設である。

 

  

1945年8月27日に大森海岸の料亭「小町園」を慰安所第一号に指定したのを皮きりに、慰安部、特殊施設部、キャバレー部などが開設されていった。 

 

 

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2020年

7月

27日

織田信長 『 沙門の道に背きし売僧だで … 』/ ふと想起される言葉 vol. 33

 

 

二十年以上も前のこと。

博多中州のとある店で時々飲んでいた。

 

いつ行っても、ボックスに二人組の男性客がいる。

 

二人ともスキンヘッド、いつも赤いベストやピンクのシャツなどの派手な服装。

 

 

ある時、そっとホステスに聞いてみた。

 

” あの二人、その筋の人 ? ”

 

” 御供所のお坊さん達よ "

 

" なっ、なに~ !!!   あいつら坊主かっ ! "

” お布施で、いつも飲んでやがんのか !”

 

" シーッ "

 

ちょうど、津本 陽 氏が織田信長を主人公に、1560年の桶狭間の戦いから1582年の本能寺の変までを描いた小説、『 下天は夢か 』がベストセラーとなった頃だった。

 

 

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2020年

7月

23日

酒がいちばんいいね。酒というのは人の顔を見ない。… / ふと想起される言葉 vol. 32

 

 

 

がいちばんいいね。酒というのは人の顔を見ない。

貧乏人も金持ちも、同じように酔わせてくれるんだ。

   

         ー 古今亭志ん生 ー

 

 

GO TO トラベル … ?

 

いやいや、無責任な連中の口車に乗っちゃあぶない。

 

まだまだ、うろついちゃいけません。

こういうときゃね、家でチビチビやるのがいちばん。

 

それにしても、酒もコロナも人を選ばない。

おんなじか …

 

 

「ふと想起される言葉」はこちら>

 

「日本酒・洋酒・ワイン・ビール」はこちら>

 

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2020年

7月

17日

感謝するなら金をくれ / ふと想起される言葉 vol. 31

 

 

東京女子医科大学病院は、6月11日の団体交渉で、労働組合に対し、医師、看護師、検査技師から事務職まで全職員の夏のボーナスを支給しないと通告した。

 

これに先立ち、同病院は、新型コロナの第1波を受けて、外来患者が大きく減少したため職員の一部を自宅待機させ、その期間の給与は4割減を行っていた。

 

こうしたことにより、都内の系列病院も含めて、全体の約2割に相当する400人が退職の意向を示したという。

 

 

東洋経済ONLINE「東京女子医大病院「400人退職」の裏にある混沌」はこちら>

 

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2020年

7月

13日

人の迷惑かえりみず やって来ました … 令和2年7月豪雨の二次災害 / ふと想起される言葉 vol. 30

 

 

安倍総理は、今日の午前、今回の豪雨による熊本県の被災状況を視察した。

  

首相官邸がこの視察を発表したのは、 昨日12日だ。

 

これまでも、総理の視察となれば、被災現場の視察に加え、避難所の訪問、被災自治体の首長との意見交換などが行われてきた。

 

国の各所管省庁をはじめ、地方整備局や農政局などの地方機関、防災関係機関、県、市町村、地域の各種団体など、多くの関係者も現地に出向く。

 

 

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2020年

7月

11日

大牟田と無田、そしてクマ / ふと想起される言葉 vol. 29

 

地名に興味を持つようになったのは、九重の山々に登るようになってからだ。

 

梅木 秀徳 氏の著書『九重山博物誌』には、九重山群の山名の由来とともに、飯田高原や久住高原の地名についての記述がある。

 

九重町野田には、「千町無田」の地名がある。

 

九重山博物誌には、

 

ー 「ムタ」 じめじめした低湿地、泥田を指す。

 

飯田高原の千町無田は、朝日長者伝説で長者の滅亡後、荒廃して田が無くなったと語られるが、もともとは鳴子川と音無川によって生じた湿地帯だった。普通は牟田の当て字が多い。ーと書かれている。

 

 

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2020年

7月

06日

すももに思う、李下不正冠と桃李成蹊 / ふと想起される言葉 vol. 28

  

 

あんまり食べない、すももを買った。

 

すももは、「李」あるいは「酢桃」と書く。

 

酢桃と言うくらいだから、酸っぱいわけで、これまで、悲しいかな、甘いすももに出会ったのは数えるほど。

 

” おいしい  食べごろ ”  なんてシールが貼ってあるし、大きくて美味しそうに見えた。

 

もし、酸っぱくて食べられなければ、ジャムにすればいい …  

 

で食べてみると、どちらも甘い。

特に、ローズは甘かった。

 

これなら、また買う気になる。

ジャムも作ってみようかな …

 

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2020年

7月

02日

車と浮気性 / ふと想起される言葉 vol. 27

 

 

車を車検に出したら、マフラーに穴が空いていると言う。

 

交換するのに10万円。

 

” 換えないとどうなるの? ” と尋ねると、

” 車検に通りません ” と。

 

是非もなし…

 

車検費用15万、マフラー交換10万で、

計25万円。

 

イ・タ・イ …

 

あぁ特別定額給付金が、丸々 …

 

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2020年

6月

25日

首を伸ばして走るニワトリ / ふと想起される言葉 vol. 26

 

 

23日夜、高知県と高知県議会が、100人規模の懇談会を老舗旅館で開催したことで、その開催時期や形式が波紋を呼んでいる。

 

知事は「(コロナと)折り合いをつけながら交流の機会を持ち、消費拡大に貢献することに意味がある」と強調し、県議会の副議長も「県内の飲食業界が厳しい中で一歩を踏み出す必要がある」と説明したとか。

 

円卓の席を減らし、返杯は自粛するなどして「新しい生活様式」に沿ったと胸を張るが…

 

消費拡大? やり方が違うんじゃない。 一歩踏み出す? 何言ってんの…

まぁ何とも… 

 

消費拡大、飲食店対策を言うなら、行政分野や常任委員会ごとに分けて開催すれば、利用する店の数も増えて潤うし、密度も減るはずだ。

 

訳のわからない言い訳はしない方がいい。

 

 

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2020年

6月

03日

新しい生活様式…? / ふと想起される言葉 vol. 25

 

 

意味不明というか、腑に落ちないというか、いったい何が言いたいんだろう …

 

「新しい生活」までは、まぁ理解しよう。

 

その後に「様式」という言葉を付けたのがいけない。

 

厚生労働省が示した「新しい生活様式の実践例」とやらの大半は、「様式」ではなく「習慣」に思える。

 

 

 

 

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2020年

5月

29日

昭和を知らない街、シーサイドももち / ふと想起される言葉 vol. 24

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2020年

5月

20日

ストレスが溜まっちゃって… / ふと想起される言葉 vol. 23

< ハンス・セリエ博士 出典:Wikimedia Commons)>
< ハンス・セリエ博士 出典:Wikimedia Commons)>

 

 

 

新型コロナウイルス問題で、もっともよく耳にした言葉の一つに ” ストレス ” がある。

 

外出の自粛が求められて数日で、だれもかれも「ストレスが…」と言いはじめた。

 

TVでは、MCやコメンテーターまでもが、

ストレスを口にする。

 

公園の若い母親は、” ずっと家にいて、子どももストレスが溜まっちゃって…”などと言う。

 

走る人、散歩する人  …

健康のためだから …

 

パチンコ店に並ぶ客も、 ストレスが…と。 

 

んな訳ないよ …

 

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2020年

4月

24日

借りぬは地獄、借りて一息返すも地獄 / マタイ原理的淘汰 ー ふと想起される言葉 vol. 22 ー

 

 

— マタイによる福音書13:11-12(口語訳) ー

 

 

そこでイエスは答えて言われた。

 

「あなたがたには、天国の奥義を知ることが許されているが、彼らには許されていない。おおよそ、持っている人は与えられて、いよいよ豊かになるが、持っていない人は、持っているものまでも取り上げられるであろう。」

 

 

「マタイ原理」は、科学社会学者のロバート・K・マートンが、新約聖書の文言を用いて提唱したものだ。

 

 

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2020年

4月

23日

石垣ドンポ ー ふと想起される言葉 vol. 21 ー

<出典:ウィキペディア>  
<出典:ウィキペディア>  

 

 

 

ドンポとは、ハゼ科の淡水魚のドンコのこと。九州の一部の地域で使われる呼び名だ。

 

「石垣ドンポのような奴」と言われれば、誉め言葉ではない。

 

どんなものにも見境なく飛びつく、無節操で愚かなこと。いわゆる「ダボハゼ」と似たような意味だ。

 

時に、「多芸は無芸」と同じように使われることもある。

 

何んにでも、すぐに飛びつくが、どれもちゃんとできないとう意味でだ。

 

今回、思いついてミシンを注文したあと思った。

 

「また、手出しちゃったな …」

 

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2020年

4月

20日

何でも通る朝倉街道 ー ふと想起される言葉 vol. 20 ー

 

 

昔、麻雀をやっていた頃のこと。

リーチがかかると、「何でも通る朝倉街道」と言って牌を捨てる先輩がいた。

 

西鉄大牟田線の朝倉街道駅の向かいには、二日市と甘木・杷木を結ぶ朝倉街道バスセンターがある。少し歩けば、JR天拝山駅だ。

 

 

西鉄朝倉街道駅は、JR、西鉄電車、西鉄バスといった公共交通機関の結節点、意味は分らないではないが、さして面白くもない。

 

 

「 何でも通る 」 …  ねぇ…

 

 

 

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2020年

4月

19日

スピード感をもって… ー ふと想起される言葉 vol. 19 ー

 

 

” スピード感をもって … ”

昔は聞かなかった言葉だ。

 

 

2006年、第1次安倍内閣が誕生して以降、余程よい言い回しとでも思ったのか、当人はもとより、誰かれなく使うようになった言葉だ。 

 

「感」を「もって」…?

よくわからない言葉、妙な日本語だ。

 

「緊張感をもって」と同じように、姿勢や心構えを示していると言うのなら、そもそも当たり前だろう。

 

また、対処する「時」を言いたいのなら、直ちに、速やかに、早急になどの副詞でいい。

 

 

いったい、何が言いたいのか。 

 

たぶんこの言葉は、それなりにやります。

チンタラはやりませんってことかな。

 

 

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2020年

4月

17日

細菌飛沫対策ゴーグル / 鰯の頭も信心から ver 2 ー ふと想起される言葉 vol. 18 ー

 

 

 

巷で、よく売られているチープなゴーグル

 

用途は、ウイルス細菌飛沫対策、花粉、園芸、日曜大工、飛来物、溶接、実験室、ほこり等となっている。

 

以外にも、顔に合った。

かけ心地は悪くない。

 

不用意に、指が目に触れない。

マスクをしても曇らない。

パソコンの文字が見やすくなった。

 

細菌飛沫防止の効果はともかく、安心感は格段に上がった。

これもまた、「鰯の頭も信心から」。

 

 

「ふと想起される言葉」はこちら>

 

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2020年

4月

14日

第3次世界大戦 ― ふと想起される言葉 vol. 17 ー

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2020年

4月

10日

治世の能臣、乱世の奸雄 ー ふと想起される言葉 vol. 16 ー

 

 

後漢代の政治家橋玄は、「天下は乱れようとしており、当代一の才の持主でなければ救う事はできない。天下をよく安んずるのは君である」と曹操を高く評価したという。

 

そして、同じく後漢代の有名な人物鑑定家の許子将は、曹操を「子治世之能臣亂世之奸雄」(子は治世の能臣、乱世の奸雄)と評したそうだ。

 

 

危機のとき、人々は強く聡明な指導者を欲する。

また、危機のときほど、その人間の胆力や力量が見て取れる。

 

今、新型コロナウイルスのパンデミックにより、これまでに192の国・地域で計160万人以上の感染が確認され、死者は10万人を超えた。

 

そうした中、ニューヨーク州知事のアンドリュー・クオモが存在感を強めている。 

いや、ヒーローと言ってもいいかもしれない

 

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2020年

3月

21日

一所懸命 ー ふと想起される言葉 vol. 15 ー

 

 

 

今日は3連休の中日だが、職場に出た。

 

3月末の退職に向け、身の回りの整理と事務引継書作成のためだ。

 

これまで、どの職でも、辞令をもらうまでは、手を抜くことなく一所懸命に働いた。

 

澄んだ、晴れやかな気持ちで次の職場に移れるよう、もうひとがんばり。

 

” 一所懸命 ” か …

 

中学の時の国語教師、M先生が教えた言葉だ。

 

M先生は、国語辞典で有名な言語学者の金田一京助氏の門下で学び、大学で教鞭を執ったのち郷里に戻り、中学で国語を教えていた。

 

 

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2020年

3月

14日

どこまで続くぬかるみぞ ー ふと想起される言葉 vol. 14 ー

 

 

コロナウイルス騒ぎが始まって以降、居酒屋、ラーメン・うどん、レストラン、デリバリーも含め、他人様が調理したものを、一切、口にしていない。

 

 

最愛の想夫恋焼も食べていない。

疑ってのことではない。

 

万万が一、私が感染していたら、想夫恋に、とんでもない迷惑をかけることになる。

 

今は、ガマンするしかない。

それにしても、外食したい…

 

 

どこまで続くぬかるみぞ… 

 

ふと、この言葉が脳裏をよぎる。

軍歌「討匪行(とうひこう)」の一節だ。

 

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2020年

3月

13日

人間到る処青山あり ー ふと想起される言葉 vol. 13 ー

<今年の白木蓮>   
<今年の白木蓮>   

 

 

 

4月から、違う組織に移る。

今の職場で、2年働いた。

 

振り返れば、四十を過ぎてから9回異動している。いずれも長くて3年、1年の時もあった。

 

かつての仲間たちにも、異動となる者、残る者、様々だろう。

 

" すまじきものは宮仕え " の諺がある。

色んな思いがあるだろうが、何事もネガティブなのはよくない。

 

やはり、人間到る処青山あり(じんかんいたるところせいざんあり)が、ポジティブでいい。

 

景色も変わる。

新たな出会いもある。

 

 

そう言えば、五木寛之 氏の小説に「青年は荒野をめざす」ってのがあって、ザ・フォーク・クルセダーズが同名の楽曲を歌ったな… 

50年以上も前のことだ。

 

いつまでも、気持ちは青年でありたいが… 

友たちよ、また飲もう。 

 

 

「ふと想起される言葉」はこちら>

 

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2020年

3月

11日

不浄の左手 ー ふと想起される言葉 vol. 12 ー

 

 

 

ヒンドゥー教では、左手は不浄とされ、右手でご飯を食べ、左手で排泄の処理をするのが一般的という。

 

日本でも、戦前世代の中には、「不浄の左手」をいう人がおられた。

 

 

現在でも、合掌は、神聖な右手と不浄な左手を合わせて拝礼することを意味すると教える仏教の宗派もある。

 

 

タバコを吸いながら、ふと、右手、左手のことを考えた。

 

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2020年

3月

09日

医は仁術なり… ー ふと想起される言葉 vol. 11 ー

 

 

これまでのところ、福岡県の新型コロナウイルス感染者は3名。

 

北海道98名、愛知70、東京64、神奈川41、大阪41、千葉21…となっている。(3月8日現在)

 

 

これを見ると、北海道はともかく、510万人の人口を有し、八大都道府県の一つである福岡県の3名はいかにも少ない。

 

 

…んな訳ないよ、そう思ってる人は多い。

しっかりと検査が行われれば、大幅に増えるにちがいない。警察のスピード違反取締と同じだ。

 

万が一、新型コロナウイルスに感染したら、どこの医療機関で治療するのだろう… 

 

以前の報道によれは、県では「新型インフルエンザ患者入院医療機関」の協力を得て対応すると言ってたらしいが、これについては甚だ疑問だ。

 

 

「厚生労働省「新型インフルエンザ患者入院医療機関(福岡県)」はこちら>

 

 

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2020年

3月

06日

鰯の頭も信心から ー ふと想起される言葉 vol. 10 ー

 

 

新型コロナウイルス対策

 

・マスク着用

・消毒液が置いてあれば、常に使用

・胸には、エアドクターを下げる

・帰宅の際は、衣服に消毒スプレー、手の消毒

・イソジンCでうがい

・加湿器には、次亜塩素酸を投入

             ……etc.

 

色んな事をやってます。

中には、効果があるのかな…なんてものも。

 

「鰯の頭も信心から」「信じる者は救われる」ってな感じです。

 

 

 

「ふと想起される言葉」はこちら>

 

 

 

 

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2020年

3月

03日

再び、「狸のため糞」 ー ふと想起される言葉 vol. 9 ー

 

 

このような写真を掲載するのは、少々はばかられるが、普段、あまり目することがないもの、ご容赦いただきたい。

 

先だって歩いた求菩提山の森林セラピーロードで、石段のど真ん中に、どうだと言わんばかりに鎮座していたものだ。

 

狸のそれだと確信はない。もしかしたら、「鹿糞」かもしれない…

それにしても、ボンヤリ歩いていたら、踏んづけるところだった。本当にもう…

 

とは言え、狸にしろ鹿にしろ、私の方がヨソ者。この山は、彼らの縄張りだ。

街中の糞害と違って、小言をいうのはお門違いか…

 

 

 

「 狸のため糞  -  ふと想起される言葉 vol.1 ー」はこちら> 

 

「ふと想起される言葉」はこちら>

 

 

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2020年

2月

14日

「その反面…」 / 『菊と刀』 訳 角田 安正 ー ふと想起される言葉 vol.8 ー

 

 

 

周知のとおり、「菊と刀」は、米国の文化人類学者ルース・ベネディクトによる、日本人論だ。

 

第二次世界大戦末期、米国は、敵国日本人の行動を分析するため、戦争情報局の日本班チーフのベネディクトに研究課題を与えた。

 

この課題に対する報告書が、「 Japanese Behavior Patterns < 日本人の行動パターン > 」で、これを基に、1946年に出版されたのが「菊と刀」だ。

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2019年

3月

21日

方程式の意味がわからなかった ー ふと想起される言葉 vol.7 ー

 

ここしばらく、この国の底流をなす、政治と集団に呻吟していた気がする。

 

ところで、昨日、3月20日は福岡県西方沖陣発生の日。

思い起こす人も少ない。

 

それより、巷は選挙やなんだとかまびすしい。

 

ふと思い出した言葉がある。

 

< 国権と民権 ー  人物を読み解く平成「自民党」の30年史  ー(著)佐高信 早野透 > のまえがきだ。 

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2018年

8月

14日

尊敬とは不快を耐えよということ - ふと想起される言葉 vol. 6 -

 

 

勤め人の場合、たいていの場合なにがしかのステークホルダーが存在する。

 

ステークホルダーとは、企業・行政・NPO等の利害と行動に、直接・間接的な利害関係を有する者を指す。

 

具体的には、消費者(顧客)、従業員、株主、債権者、仕入先、得意先、地域社会、行政機関などと言われる。

 

こうしたスークホルダーとの接触には、つらいことも多い。

 

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2017年

12月

21日

当てと褌は向こうから外れる - ふと想起される言葉 vol. 5 - 

 

 

職場の同僚が言った。

 

“明日、出張で豊前方面に行く。豊前海一粒かきを買うけど どう?”

 

”2kgたのみます”

 

豊前海一粒かき、以前は、漁協にFAXで注文できたけど、ここ数年生産量が減って、豊前方面まで行かないと買えなくなってしまった。

 

同僚たちはみな口をそろえ、糸島のカキより豊前のカキの方が美味いと言う。

 

同感だ。塩気が適度で旨味が深い。

楽しみだな。

 

 

とっところが、不測の事態発生。カキは買えなかった。

 

 

嗚呼、シャブリとレモンを買って、構えていたのに …

 

ふと “ 当てと”褌(ふんどし)は向こうから外れる “ が脳裏に浮かんだ。

 

 

 

<「 冬は焼き牡蠣 美肌になります 」はこちら>

 

<「- 今宵、豊前海 一粒かき -」はこちら>

 

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2017年

12月

16日

耳順 - ふと想起される言葉 vol. 4 -

 

 

早、晩冬。大晦日も近い。

 

流光の時、そして、紛擾の1年だった。

 

来年の干支は、戌。

年男、そして還暦。

 

六十 …

 

六十而耳順か …

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2017年

12月

15日

便所の石 - ふと想起される言葉 vol.3 ー

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2017年

12月

14日

屁糞葛(ヘクソカズラ)も花盛り - ふと想起される言葉 vol.2 ー

 

 子供の頃、家族でテレビを見ていると、祖母が ”  へくそかずらも花盛りだね ” と言った。

 

どういう意味と聞くと、

そこらにあるあの葛、あれはヘクソカズラという。葉や茎が臭くて人に好まれない雑草。

 

そんなヘクソカズラもきれいな花を咲かせる。人も同じ。そんなことを言った。

 

 

子供だったので、よく解らなかったが、それにしても” ヘクソカズラ ”。

「屁」に「糞」。美しくない言葉だと思った。

 

そしてずっと、その言葉は、祖母の育った地域だけの言葉、いわゆる、方言のようなものだと思っていた。

 

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2017年

12月

13日

狸のため糞  - ふと想起される言葉 vol.1 ー

 

会社のバルコニーに盛り上がった白い糞が残されていた。

 

大型の鳥が食べた木の実の糞のようだ。

 

“ 狸のため糞 ” を思い出した。

 

- タヌキには、場所を決めて糞をする習性 があり、それを「ため糞」という。ー

 

高校の時、先生が教えてくれた。

狸のため糞なんて、それまで、そんなもの見たことはなかったし、聞いたこともなかった。

 

ふ~ん、ため糞ね。

 

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2017年

5月

29日

- 足元を見る  半長靴の履き方 考  -

 

” 足元を見る ” という言葉がある。

 

昔、街道筋などで、駕籠かきや馬方が旅人の足元の様子から疲れ具合を見抜き、通常よりも何倍も高い料金を要求したことから、相手の弱みにつけ込むことをそう言うようなったものだ。

 

また、落語などでは、足元(履き物)を見て、その人のふところ具合を見定める場面がよくある。

 

要するに、判断基準の一つだ。

 

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