湯沸かし道具に思う 日本のものづくり - 『 こぶりな広口ケトル1.6L  』を買って -

 

涼しくなってくると、家でお茶やコーヒーなど、暖かいものを飲む機会が増えてくる。

 

湯を沸かすのに使っているのは、上の三つ。

 

 ■ 南部鉄瓶 及源 東雲亀甲 1L

 ■ デロンギ 電気ケトル イエロー 0.75L

 ■ バリスタ ステンレス製 ドリップ ポット 1.1L

 

 

及源の南部鉄瓶は、少し構えて使っている。

デロンギでは、いつもお湯を沸かしているわけではない。

 

バリスタのドリップポットは、構造的に持ち手があまり熱くならないのはいいのだが、外国製で安価な分、作りが雑で形がやや邪魔くさい。

 

手軽に使えるヤカンが欲しくなった。

 

 

で、Amazonで小振りなものを探して買ったのがこれ。

 

こぶりな広口ケトル

  サイズ: 幅21.3×奥行17.4×高さ19cm

  重 量: 466g

  材 質: 本体・フタ/ステンレス鋼

       底・ステンレス鋼、

       ハンドル・ツマミ/フェノール樹脂

  生産国: 日 本

 

商品が届いて、ちょっと感動した。

予想以上に、技術水準の高い製品だったからだ。

 

 ・ バリはもちろん皆無。細部までよく研磨されている。

 ・ 注ぎ口には、注ぎやすいよう僅かに加工が施されている。 

 ・ 蒸気抜きの穴は、火傷防止のため蓋の横に開けられている。

 ・ ハンドルは握りやすく、傾けても蓋が落ちるようなことはない。 

 ・ バリスタの材質は、クロム14%、ニッケル2%。このケトルは、クロム18%、

   ニッケル8%、同じステンレスでもギラギラしてなくて、火に掛けても水がボ

   コボコ言わない。 

 ・ 口が広いので、酒タンポで日本酒の燗もできるだろう。

 

製造は、新潟県燕市の下村企画販売。日本のものづくりの水準の高さに、改めて感心する。

そして、野田琺瑯でもない、月兎印でもない、無機質な機能美が何ともいい。

 

ハンドル部は、それなりに熱くなる。しかし、こういった形のケトルの大半は同じようなもの。

金属がむき出しのポットならば、触っただけで一発火傷。布巾なり、何か使えば不自由はない。

 

1,501円で買ったのだが、翌日は、2,847円になっていた。

Amazonではよくあることとは言え、かなりトクした気分。