威風堂々/ コールマン ランタン290A + #690A0581 ー  山道具の棚卸し 連々話 vol. 39  ー

 

 

マントルを付けずに放っておいたコールマンランタン290Aに、大王マントルを装着した。

 

先ずは、ジェネレーターやチューブに付いたススを綺麗に拭き取る。

 

大王マントルは、空焼き前は純正品と同じように見えるが、焼くと純正品よりよりやや小ぶりなサイズになる。

 

このマントルの売りは、その強度。

少し触れたり、チョットした振動で崩れ落ちてしまう純正品より相当に強いと。

 

この点は、試したりしてないので判らない。

純正品より、確かにメッシュは細かい。なんとなく白く明るいような …

 

 

さて、この290A、明るさは190W相当。

 

同じコールマンから、230W相当を誇るノーススター2000が登場するまでは、コールマンガソリンランタンのフラッグシップモデルだった。

 

テント内では持て余すほど明るくて大きいので、テントから少し離れたところに吊り下げ、サイト全体を照らすのに向いている。

 

それにしても、もともと大きなランタンだが、635系の丸いグローブに変えるとさらに大きく感じ、かなりの迫力。単体で見るとわかりにくいが、285と並べるとよくわかる。

 

レザーファントカバーをまとった姿は、まさに威風堂々。

とりわけ、暗くなってから見る姿は、アメリカ映画のワンシーンさながらだ。

 

ところで、コールマンのルミエールランタンには、1/fゆらぎがあると言う。

 

私は、ガソリンランタンにも同様に、1/fゆらぎがあるように思う。

シュッーという音とともに、マントルの灯火が微妙に光量を変化させる。

ぼんやり見つめていると、何かしら安らぐ。

たまに、ロックグラスの氷がチンと鳴る。いい感じだ。

 

こんなところも、コールマンランタンの魅力なのだろう。

 

 

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