新しい生活様式…? / ふと想起される言葉 vol. 25

 

 

意味不明というか、腑に落ちないというか、いったい何が言いたいんだろう …

 

「新しい生活」までは、まぁ理解しよう。

 

その後に「様式」という言葉を付けたのがいけない。

 

厚生労働省が示した「新しい生活様式の実践例」とやらの大半は、「様式」ではなく「習慣」に思える。

 

 

 

 

 

 

「生活様式」という言葉は、多様な概念を含む言葉だ。

 

これまで、マックス・ウェーバーをはじめ、社会学者、政治学者たちが色々な考えを示してきた。

それほど、扱いが難しい言葉だと思う。

 

総理が、政府が使うから、誰も彼もが使う。思考停止に陥った人間ばかり。

 

小池都知事は、「新しい生活、新しい日常」を使う。

この辺のところが、流石にしたたかだ。

 

マックス・ヴェーバーは、「生活様式」を、威信の認識の弁証法とが密接に結びついた階層集団の特徴的要素と見なした。すなわち、同一の社会階級の中でさえ、社会的差異の最も目立つしるしであるとしている。

 

ファーストレディの超KY行動や現職検事長の賭け麻雀などを見るとき、マックス・ウェーバーの考えに大いに賛同したくなる。

 

 

 

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