車と浮気性 / ふと想起される言葉 vol. 27

 

 

車を車検に出したら、マフラーに穴が空いていると言う。

 

交換するのに10万円。

 

” 換えないとどうなるの? ” と尋ねると、

” 車検に通りません ” と。

 

是非もなし…

 

車検費用15万、マフラー交換10万で、

計25万円。

 

イ・タ・イ …

 

あぁ特別定額給付金が、丸々 …

 

 

愛車は、ビッグホーン。

いすゞ自動車が、かつて乗用車を作っていた時代のSUV。もう20年以上乗っている。

 

パワーユニットは、快調この上ない。

エンジンは、コモンレール式高圧燃料噴射システム直噴3.0リッター インタークーラーターボDOHC ディーゼルエンジン、出力160PS、トルク34.0kgm。

 

インジェクター内の燃料を加圧し、直接燃焼室に超高圧で噴射する。

ボンネットには、空気を取り入れるための大きなエアインテークが口を開けている。

 

駆動方式は、4輪全てを駆動する、いわゆるAWD方式(All Wheel Drive・Four Wheel Drive)で、大雨、強風、泥濘、降雪、凍結などによる悪天候下や悪路で無類の強さを発揮する。

 

真冬でも、山登りやキャンプに行くために選んだ車だ。

無骨な外観と、見事な走りっぷり。

そして、苦楽をともにした相棒だ。

 

時々、ハンドルを握ってつい口ずさむ。

 ♪ どこまでも どこまでも 走れ走れ いすゞのトラック ♪

 ♪ いつまでも いつまでも 走れ走れ いすゞのトラック ♪

 

ほかの車に乗り換えようなんて、一度も思ったことはない。 

 

ー 車と浮気性 ー

 

前、博多のロビンさんから聞いた話。

 

車をよく買い換える男には浮気者が多い。そんなタイプの男とは、結婚しない方がいい。

同じようなことを書いているウェブページも少なくない。

女性を、車という乗物に例えての不謹慎な話というのではない。

 

心理学的に見て、頻繁に車を買い換えるのは飽きっぽい性格の現れで、女性に対しても同じだという。車好き云々ではなく、” 頻繁に換える ” というのがポイントだ。

 

ところで、かつて、” いつかはクラウン ” というキャッチコピーがあった。

 

若い頃は給料も安いので、先ずは軽自動車。中には、セリカ、トレノ・レビン、GTOなどを

無理して買うのもいた。結婚すると、カローラやサニーに。

少し余裕ができて、コロナ、ブルーバード。次は、マークⅡ、スカイライン。

 

そして、首尾よく偉くなれたら、高級車のクラウンにいつかは乗りたい。

70年代、80年代はそんな時代だった。

 

しかし、2000年代に入ると、若者の車離れが言われるようになった。

 

車を、ステータスと思うとか、単に移動のための道具と考えるとか以前に、

車を買わない、あるいは車に興味を示さない若者が多くなったという。

 

そしてまた、そうした若い男性には「草食系」が多いなんて話もある。

 

まぁ、世の中変わっていくもんです。

 

 

 

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