今、世界では、新型コロナウイルスが猛威を振るい、これまでに少なくとも9千万人以上の感染が報告され、約2百万人の死亡が確認されている。
そんな中、日本と諸外国との間には、一つ大きな違いがある。
それは、我が国おいては、新型コロナウイルスのみならず、『 ロウガイ箘 』が猖獗を極めていることだ。
この細菌は、先ず、概ね20代のヒトの体内に侵入する。
感染しても無症状のままで症状が顕れないため、非感染者との見分けはつかない。
感染者が社会的な権力や特権を得てそれを行使すると、脳内の中枢神経系に存在する神経伝達物質のノルアドレナリンが分泌され、極度の快感を覚えるようになる。
症状の進行とともに、人間性を構成する多様な精神要素 ー 気品、意志、温情、理性、忠誠、勇気など ー、いわゆる「徳」といわれるものを喪失し、加えて、他者の苦しみや悲しみなのどを全く感じられなくなる。
このため、その獲得と保持のためなら、いかに悪辣・卑劣な手段であっても躊躇なく行うようになる。
その結果、他者が悲惨極まりない状況に陥ったり、或いは死に至ることがあっても、全く無感覚である。
こうした「ロウガイ菌」に犯された人間は、政治家をはじめ、権力と特権が存在する組織には少なからず存在する。
治療薬はない。それを押さえ込むのは、人々の徳目のみである。
<「ふと想起される言葉」はこちら>
コメントをお書きください