10年ほど前に買った本だ。
” 理詰めで美味しさをきわめる ” ってことだったが、ピンとこなかった。
その後も、これに類する料理本が出版されている。
著者は、料理研究家だったり、料理分野系のジャーナリストだったり。
胡散臭いとは言わないが、何か信じられなかった。
昨年移った今の職場に、いわゆるリケジョがいる。
旧帝大の理学部化学科を卒業し、同大の大学院化学研究科博士課程を終了。
名の知れた総合エレクトロニクスメーカーの研究部門で働いたあと今の職場に。
正真正銘、まぎれもないリケジョだ。
彼女は、料理を「化学変化」だと言った。
具体に細々聞いたわけではないが、焼く、煮る、味付けなど、その場面場面で、
化学式や構造式、化学反応などを思い浮かべているのだろう。
化学オンチの愚生とは、思考回路が全く異なっているに違いない。
科学で料理ってこと …
身の回りにそういう人がいるなんて、ちょっと驚いちゃった。
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