リケジョと料理 / ふと想起される言葉 vol. 56

 

 

 

10年ほど前に買った本だ。

 

” 理詰めで美味しさをきわめる ” ってことだったが、ピンとこなかった。

 

その後も、これに類する料理本が出版されている。

 

著者は、料理研究家だったり、料理分野系のジャーナリストだったり。

 

胡散臭いとは言わないが、何か信じられなかった。

 

 

 

 

< 出典:宮島醤油HP >  
< 出典:宮島醤油HP >  

 

昨年移った今の職場に、いわゆるリケジョがいる。

 

 

旧帝大の理学部化学科を卒業し、同大の大学院化学研究科博士課程を終了。

 

名の知れた総合エレクトロニクスメーカーの研究部門で働いたあと今の職場に。

 

正真正銘、まぎれもないリケジョだ。

 

 

彼女は、料理を「化学変化」だと言った。

 

具体に細々聞いたわけではないが、焼く、煮る、味付けなど、その場面場面で、

化学式や構造式、化学反応などを思い浮かべているのだろう。

 

化学オンチの愚生とは、思考回路が全く異なっているに違いない。

科学で料理ってこと …

 

身の回りにそういう人がいるなんて、ちょっと驚いちゃった。

 

 

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