想夫恋 戸畑鞘ヶ谷店 並1,200円、大盛1,500円 … 危険水域 ?

<想夫恋本部と工場:想夫恋HPより>  
<想夫恋本部と工場:想夫恋HPより>  

 

 

4月29日、想夫恋 戸畑鞘ヶ谷店がオープンした。

 

 

事前に「えーちゃん」様から提供いただいた情報のとおり、並は1,200円、大盛は1,500円という価格設定。

 

 

これについて、高い安いといったことを言うつもりはない。

 

食べ物の価格に対する所感は、人によってまちまちだ。 

 

 

2008年10月、高級ホテルのレストランやバーでの会食が批判の的になっていた麻生太郎首相(当時)は、参院外交防衛委員会で、カップめんの値段についての庶民感覚とのズレを感じさせる答弁を行った

 

リーマンショックによる世界的な景気減速によって日本経済も厳しい状況にあるなか、野党議員がカップめんがスーパーでいくらで売られているか知っているかと質問したところ、麻生首相は「 最初に出た時、えらく安かったと思うが、いまは400円くらいします?」と答弁した。当時、カップヌードルは170円ほど。

 

お金をたくさん持ってる人って、そんなもんですよ。

 

 

大いに問題だと感じるのは、想夫恋はフランチャイズ、その価格差だ。

 

知的財産のことは詳しくないが、(株)想夫恋は、フランチャイズ展開をする以上『 想夫恋 』を商標登録していると思われる。

 

商標とは、大まかに言ってしまえば、商品の名前や会社の名前などのこと。


需要者(買う側)が、商品を購入したり、サービスの提供を受けるときに、その商品・サービスの提供者を識別するために目印とするもの。


商標には、文字、図形、記号といった平面的なもののほか、商品の形状、店舗に設置される立体的な看板などがある。

 

一般的に以下の4つの機能を有していると言われているが、詳しくは割愛する。

 

◇ 自他商品等識別 ◇ 出所表示 ◇ 品質等保証 ◇ 宣伝広告 

 

 

例えば、他の飲食フランチャイズなら、リンガーハット、CoCo壱番屋、筑豊ラーメン山小屋など、同じ看板がかかっていれば、概ね、同じ料理が同じ価格で食べられると多くの人は思っている。 

 

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想夫恋は、価格に違いがある。

 

創業60年余、直営店、フランチャイズ店、価格に違いが生じてきた。

諸々、事情があるだろう。

 

ちなみに、2020年1月のブログなどを見てみると、

 

友田店、田川伊加利店、京都七条大宮店は、並950円、大盛1,250円。

 

福岡インター店、住吉店、生の松原店の並は、870円。

大盛は順に、1,120円、1,100円、1,080円だった。

 

並なら80円、大盛なら170~130円の価格差がある。

 

 

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想夫恋のファンは、その『 のれん 』を信じて店に入る。

 

どの店でも全く同じ焼きそば食べられるとは思っていない。

価格に違いがあることも承知している。

 

がしかし、並 1,200円、大盛 1,500円 

 

こんな価格差は、他の飲食フランチャイズでは考えられない。

直営店なのか、フランチャイジーなのかは、食べる側にとってはどうでもよいこと。

 

千円持っていれば、想夫恋焼が食べられると思って店に入ると、食べられない。

” 870円、950円と思っていたら、何と1,200円 … !!! ”

 

このような価格設定を前提に、店をオープンさせること自体、普通にいえば常軌を逸っしている。

 

あまりに需要者の気持ちを考えていないし、想夫恋のフランチャイズ・システムを揺るがし、ブランドイメージを大きく損なう愚挙と言える。

 

問題は、想夫恋本部にあるとしか思えない。

 

想夫恋の看板を見て、初めて食べてみようと思った客は、その価格をどう思うか。

そして、想夫恋愛好者の気持ちがわからなくなった想夫恋本部。

こんなことをやってたら、間違いなく負のスパイラルに陥る。

 

経営陣は、” 危険水域 ” に入っている。

それを象徴する ” フラッグシップ  戸畑鞘ヶ谷店 

 

” 悲しいことやね ”

 

 

「焼きそば 大盛 1,250円 / 想夫恋の焼きそばは高い vol. 3」はこちら>

 

「想夫恋の焼きそばは高い vol. 2  " もう二度と行きません "」はこちら>

 

「想夫恋の焼きそばは高い vol. 1」はこちら>

  

 

「想夫恋のブログ」はこちら>

 

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コメント: 5
  • #1

    元従業員 (木曜日, 20 5月 2021 08:38)

    はじめまして。昔、直営店で働いた者です。「問題は想夫恋本部にある」とありますが、それは違います。値段も社長の独断、ワンマンです。異論は認められません。当時の休みは週1で月4回のみ、サービス残業当たり前、土日祝は決して休めません。社長夫妻の言うことには逆らえません。社長は、今の働き方改革を「サボり方改革」と言ってました。時代錯誤?多くの社員が辞めてますよ。二度とあんな会社で働きたくないですね。今は転職し、幸せな生活を送ってます。

  • #2

    マイケル・K・橘 (木曜日, 20 5月 2021 12:41)

    元従業員さま
    コメントありがとうございます。
    人口6万人ほどの日田市にあって、売上高 約45億円企業のトップ。
    金、地位、名声、権力の全てを手に入れたとしても、温情や慈悲、謙虚といった徳目を備え、人から尊敬され、慕われなければ真の成功者とは言えません。淋しいことですね。

  • #3

    とんこつラーメン (土曜日, 10 7月 2021 19:55)

    私も前から気になっていて姪浜店で並み(870円)食べました。
    正直、このクオリティで商売が成り立っているのが理解できません。
    なぜ、焼きそば専門店で営業可能なのか?
    他店で、もこれより美味しい店いくらでもあります。
    で娘のたっての希望で戸畑鞘ヶ谷店で持ち帰りを注文したのですが、1200円え~と思いました。
    味経験済みでしたので値段が、バブルっているのには驚きました。
    「オレンジ色のスケッチ」さんが、経営戦略の間違いを指摘されていました。
    私も同感です、近隣に助さんうどんやスシ郎の競合あり時間の問題だと思います。





  • #4

    うどん (木曜日, 26 8月 2021 13:27)

    私もオープンの時近くにできるからと楽しみにしてたんですけど、いざ行ってみると普通盛り1200円、、正直迷いました。1度だけ食べに行った本店の950円でさえちょっとってなったのに笑
    それからしばらくたって最近行ってみたら値段が普通盛り1000円に変更されてました。
    やはり値段にたいするクレームがひどかったんでしょうね

  • #5

    佐藤 (日曜日, 21 5月 2023 22:36)

    本店は今の価格で行列なのでいいと思います。いらんせわ