9月19日は、明治期を代表する文学者、正岡子規の命日『子規忌 』だ。
子規は、当時、治療困難といわれた肺結核から脊椎カリエスを患い、35歳の若さで亡くなった。
約3年間、ほぼ寝たきりで、寝返りも打てないほどの苦痛を麻痺剤で和らげながら、俳句・短歌・随筆などを書き続けた。
辛い闘病生活の中でも、子規の俳句には、明るくユーモラスなものが少なくない。
ー 睾丸をのせて重たき団扇哉 ー
他にも、睾丸に関する句は数多い。
ざっと拾ってみると、
・ 雲助の睾丸黒き榾火(ほたび)哉
・ 睾丸の汗かいて居るあはれ也
・ 睾丸の邪魔になつたる涼み哉
・ やかれたる夏や睾丸の土用干
・ 睾丸に須磨のすゞ風吹送れ
・ 狼や睾丸凍る旅の人
・ 睾丸の垢取る冬の日向哉
・ 関守の睾丸あふる火鉢哉
まだまだある。 何故なんだろう …
ところで、上野千鶴子氏は、こんなことを書いている。
『 キンタマの管理権 』
ー 下着の選択や管理を妻にまかせておく男性の気がしれない。
自分のキンタマの管理権を、妻に握られているようなものではないだろうか。ー
すごいねぇ …
中々こんな風に書けませんよ。
ところが、同僚のさる女史に聞くと、それは違うと言う。
” 自分の男のキンタマの管理権は、当然、自分にある ” とキッパリ。
いやいや、お見それしました。どっちも流石です。
何はともあれ、秋です。
“ 柿くえば鐘が鳴るなり法隆寺 ”
あらためて、子規いいよね …
また、読んでみましょうか。
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