仕事帰りのバス。
” 次は、駅前1丁目、駅前1丁目です。お降りのお客様はお知らせ下さい ”
< ピンポ~ン >
そして、
” 次は、博多駅、博多駅終点です ”
< ピンポ~ン >
何故、押すかな … 終点でしょ。
バスは、終点で必ず止まるもんでしょ …
3~4日に1回は、ボタンを押す人がいる。
分かりきったことだが、『 終点 』とは、
〘名〙 いちばん終わりのところ。最終の地点。特に、列車・バスなどが、最後に行き着く停留所や駅。 < 精選版 日本国語大辞典 >
" 外国人の観光客じゃないの ? "
いやいや、コロナ禍で外国人の観光客なんてまるでいなかった時も、誰か押してた。
そして今日の帰り。
” 次は、博多駅、博多駅終点です ”
< ピンポ~ン >
するとバスの運転手さんがすかさず、
” 終点で、降車ボタンの必要はありません ” と。
おぉっ、言いましたか。
これまで何度かこの運転手さんのバスに乗っている。
特徴のある声と個性的な口調が記憶に残ってる。
かつて、コロナ禍の真っ直中、外出自粛、飲食店の営業自粛、黙食 … などなど、日本全体が感染防止に神経質になっていた頃のこと。
二人の女性がバスに乗ってくる。
並んでつり革に掴まるや否や、小さいとは言えない声で喋り始める。
同じ職場と思えるお二方。他愛ない世間話を延々と喋り続ける。
その方々、毎度そうだ。
すると、この運転手さんが、
” コロナ感染防止上、緊急の場合を除き、車内での会話はお控え下さい ”
<ペチャクチャ … >
” コロナ感染防止上、緊急の場合を除き、車内での会話はお控え下さい !”
< ペチャクチャ … >
” コロナ感染防止上、緊急の場合を除き、車内での会話はお控え下さい !! ”
< …… >
そんなこともあった。
この運転手さん、なかなかやる人だ …
それはさておき、終点のピンポン。
あえて言わなくたってと …
不寛容とかいう人もいるだろう。
しかし私は、心の中で拍手。啓蒙の一環でしょ。
ちょっと考えればわかること。
何かにつけ、こうした類いのことが多くなってる気がする。
これも、日本人劣化の現れかな …
コメントをお書きください