ー 夏は枝付き枝豆 ー

 

 

仕事を終えてのビールと言えば、まず ” 枝豆 ” 。

今さら、言うまでもない。

 

だが、安酒場の枝豆といえば、大半が冷凍枝豆。

青々として粒も大きいが、まぁ味は70点ってところか …

 

” こりゃ美味いね ” って枝豆を食べる機会は少ない。

 

夏は、枝豆の旬だ。

白毛豆、茶豆、黒豆  … 色んな種類の生の枝豆が店頭に並ぶ。

 

好みは人それぞれだが、私が好きなのは露地ものの枝付き。

見てくれはイマイチだが、太陽をたっぷり浴びて味が濃い。

 

 

ー 幸せの四粒枝豆 ー

 

 

とは言え、枝付きの枝豆は何かと面倒だ。

勤め人の身では、いかに美味しかろうが、休日でもなければさばく気になれなかった。

 

この春から自由人、時間ができて、気持ちにも余裕ができた。

昔は煩わしかったが、今は『 梅仕事 』にも似て思いのほか楽しい。

 

私の好みは、

 ・ レンチンではなく茹でる

 ・ 塩味が染み込むように、豆の両端は切る

 ・ 塩分は4%.1ℓの水ならば、塩は40g

 ・ 茹で時間は、4~5分

 

こだわりは、アク取り。茹でる最中に出るアクを取る。

えぐみ、雑味が取れて、豆の甘味だけが感じられる。

 

ところで、鞘の中の豆の数は、大方、2~3粒。極まれに4粒のものがある。

 

四つ葉のクローバーならぬ、” 四粒の枝豆 ” 。

たまに見つけると、少しだけ幸せな気分になる。