学参で日本史のおさらい / 西海道古代史の迷路(番外編)

 

 

高校で、日本史を学んだ記憶がまるでない。覚えているのは地理と世界史のみ。

で、大学受験の選択科目も世界史だった。

 

なので日本史の知識は中学レベル、就職試験の一般教養(日本史)も適当におさらい。

そんな訳で、その知識の程度は知れたもの。

 

社会人になってから、古代や中世史のテーマ別の本は読んではきたが、頭の中は、整理されていない乱雑な部屋のようなものだった。

 

 

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ある時、職場の上司と日本史の話になった。

 

” 近頃じゃ、仁徳天皇陵って言わないんだって ”

 

” 「 徒然草 」の著者は吉田兼好ではなくて、「 兼好法師 」とか「 卜部兼好 」と言うように変わったらしいよ ”

 

TVを見ていて語られる「 歌川広重 」。それって誰 … ? 

10年ほど前になるだろうか、そんなことが続いた。少しショックだった。

 

まぁ当然ちゃ当然。50年も前の歴史認識や通説なんて、考古学や文献資料の新たな発見によって、アップデートされるのは当たり前のこと。

 

で、高校日本史の学参を買って学び直すことにした。

買ったのは、文英堂『 理解しやすい日本史B 』だった。

 

その後も、歴史教科書の変更は続いた。 

 

” 1192(イイクニ) つくろう 鎌倉幕府 ” という語呂合わせも、近頃は使わない。

鎌倉幕府の成立は1185年が有力となって、” イイハコつくろう … ” って言うとか。

 

そろそろ、新しい学参買って、もう一度読み直すかな …

 

 

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そうは言っても、本屋に行くのは面倒くさい。

よく売れてるらしいGakken『 よくわかる高校日本史探究 』を、ネットで買った。

 

届いてみると、分厚くて、随分と重い。

 

文字サイズが大きいので読みやすいのはいいが、本文に使われている紙が固くて厚いので、厚い割にページは100ページほど少ない。

 

なので、文英堂『 理解しやすい日本史B 』と比べると、情報量はかなり少ない。

加えて、年表や図も少なく読みもののようで、頭の整理には不向きと感じる。

 

やっぱり、こうしたものは無精せずに、ちゃんと本屋で確かめて買わなければ …

とはいえ、買ってしまったのはしょうがない。とにかく通読しよう。 

 

 ◆ 文英堂『 理解しやすい日本史B 』 

    発売日 : 2014/5/19  ページ:464頁  厚さ:約1.6cm   重さ:約500g

 

 ◆ Gakken『 よくわかる高校日本史探究 』

    発売日:2023/4/13  ページ:368頁  厚さ:約2.5cm   重さ:約715g

 

 

 

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