フェアーハンドランタン ー  山道具の棚卸し 連々話 vol. 25  ー

 

 

キャンプで、あんまり使わなくなった道具に、オイルランタンがある。

 

 

十年ほど前のこと。

食卓に置いているオイルランプのパラフィンオイルを探していて、オイルランプと輸入雑貨「銀の船」で、偶然見つけたのがフェアーハンドランタンだった。

 

レインボーオイルと芯が付いたセットで、4,500円だった

 

一見すると、アンティークで優雅な見た目だが、フェアーハンド社のランタンは、風速80mでも消えない特殊な構造で風雨に強く、極寒などの過酷な環境でも耐えることから、かつては軍隊でも使われていた信頼性の高いランプ。

 

一目惚れして購入し、キャンプでも使うようになった。

 

 

 

<「- Lunax オイルランプ 久しぶりの点灯です -」はこちら> 

 

 

 

何しろ、手間いらず。オイルを入れて、火を付けるだけ。

コールマンのランタンのように、ポンピングしなくていい。

おまけに、100年以上の歴史を持つドイツ企業の製品だが、価格は手頃。

 

柔らかい炎。1/f の揺らぎが心地いい。

 

ところが、弱点が一つだけあった。

オイルが残ったままの状態で、車に積み込んだ際、横にするとオイルが漏れる。

これは、構造上やむを得ない。

オイルを抜くか、取り扱いに注意すれば防止できることなのだが…

 

今は、停電に備え、玄関に鎮座している。

 

 

ところで、同じ頃、「銀の船」からもう一つオイルランタンを買っている。

フェアーハンドとよく似た、SUNWAYのハリケーンランタンだ。(上写真のネイビーブルー)

 

率直に言えば、フェアーハンドランタンのパチモノ。とても、比べられない。

山の出番はない。インテリア小物です。

 

 

 

 

「 Dietz #76 オリジナルランタン ブラック ゴールドトリム ~ 少しだけクリスマス気分に ~」はこちら>

 

 

「「 1/f ゆらぎ 」の癒やし コールマン ルミエールランタン ― 山道具の棚卸し vol. 4 ー」はこちら>

 

 

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