「想夫恋」と「辛子明太」を比べる「日田やきそば」賛同者の愚

 

 

漬け込み熟成の辛子明太子を開発した福岡市「ふくや」の創業者川原俊夫氏と、日田焼きそば想夫恋の角社長を比べ、非難めいたコメントを発する人がいる。

 

 

(株)想夫恋が、「日田焼きそば」を商標登録していること、鉄板やヘラに実用新案権を有していることに対し、「ふくや」の河原氏が辛子明太製造のレシピを公開したこと引き合いに出して、さも、角氏が狭量だと言わんばかりのコメントがある。

 

全国でも極めて希な、しかも、食料品製造業界のある種美談めいて語られる話を持ち出すとは。


焼きそばは飲食業である。この業界において重要なのは「味」であり、「作り方」である。

料理の何たるかを全く理解していない、極めて愚かなコメントである。


ここで一つのエピソードを紹介しよう。

 

 

今や圧倒的な人気を誇る福岡のラーメン「一蘭」。初代の中原貞之、圭子ご夫妻は、独自の味作りに没頭。一切他店のラーメンを口にすることなく、日本料理にその真髄を見つけ、懐石料理を食べ歩いては研究を続けた。

 

そして作り上げたのが秘伝のタレ。これによって大評判になった一蘭。忙しさのあまり、高齢のご夫妻は健康を損ね、廃業を考えるまでになった。

 

この噂を聞きつけ、1億円で味の秘伝を譲って欲しいとの希望者も現れた。また、無断で弟子を名乗る店が現れたりしたため、後継者を定めて正統な味を残すことを決意する。… 

 

                                                    (九州ラーメン物語:原達郎氏著より要約)

 

 

 

独自の味を作り出すことは、料理人の本懐である。だから「秘伝」なのである。この「味」には当然その製法なども含まれる。

 

精魂を込めて作り出した味を、むやみに公開する料理人などいない。それは、料理人としての、矜持故である。  

 

飲食店で「味を盗む」という言葉を使うことがある。

 

一般的には、フランス料理店などで、修行中に先輩シェフが作ったソースなどが残った鍋を洗う際に、そのソースをなめて味を覚えるのである。このようなことは、フランス料理に限らず、和洋中の料理店でもあることである。


一方、「日田やきそば」を出すラーメン店はどうか。

彼らは、想夫恋に出入りする業者を使って、厨房の様子、火はどうしているか、鉄板・ヘラなど状況を聞き出し、また、当時の製麺業者は売り上げを伸ばすために、想夫恋の麺と同じものといって日田のラーメン店主らに麺を横流ししたのである。

 

想夫恋の周りにいるあさましい人間達が結託してできたのが、現在の「日田やきそば」なのである。文字通り「盗んだ」のである。  

 

もう一つ言おう、他業種の理美容業界のこと。この業界では一人前になるのに何年もかけて修行を積む。やがて自分の店を持つに至った時、修行した店と競合しないエリアで店を開く。それが仁義、人の道だからである。

 

だが近年では、密かに修行店の顧客情報を盗み出したうえ、平気で、近くに店を構える不心得者も出てきているらしいが。

 

 

「日田やきそば研究会」のラーメン店の中で、かつて想夫恋の世話になった店、想夫恋のおかげで生計を維持できた店もある。そのことは、かれらラーメン店のみならず、彼らの周りに集まる賛同者もよくわかっているはずである。


しかるに彼らの言動や行いは、不心得な理美容店の比ではない。私のように日田の外からそれを見るものにとって、まさに恩知らす、日田の恥を曝し、その名を貶めているとしか見えないのである。

 

料理で一番大切なことは、どのような心で作るかである。私は、彼らのような恩知らず、恥知らずな集団が作ったものなど、何があっても口にすることはない。

 

 

 

 

日田の焼きそばと想夫恋  ー「想夫恋の焼きそば」は、「日田やきそば」にあらず。> 

 

日田やきそばの真実vol.1 -  何故、「焼きそば」ではないのか >

 

日田やきそばの真実vol.2 ー「B-1グランプリin北九州」イミテーションの粗製濫造 >

 

日田やきそばの真実vol.3 ー 想夫恋との価格差200円の内実 >

 

日田やきそばの真実Vol.4 ー「日田やきそば研究会」と久留米ラーメン > 

 

日田焼きそばの真実vol.5 ー『両面焼きそばアペタイト』と日田『三隈飯店』>

 

日田やきそばの真実vol.6 ー 赤猫「日田焼そば 萬天楼」>